工事は設計から始まる。モノづくりのおもしろさが魅力だ

社員の所属・記事内容は、記事公開日当時のものです。

今回のメンバー

  • 笠木 響介
    施設事業部 施設技術部
    施設設計課

高速道路上の機械・電気・通信設備の設計・調査・検討を行う施設設計課。新しいスマートインター設備の設計から、機器の機能追加や仕様変更の設計まで、安全で快適な道路空間づくりのファーストステップを担っています。 

持続可能な社会インフラを設計する

安全・快適な道路空間の提供はもちろん、昨今では、機器の省エネルギー化や維持しやすい仕組みの構築にも注力し、持続可能な社会資本づくりを目指しています。老朽化した施設を新たに建設するのではなく、現在の施設の長寿命化を図る、あるいは、最小限の機能追加や仕様変更で、最大限の機能改善と安全性の向上を叶えるべく創意工夫しながら取り組んでいます。今もこれからもお客様の安全を守り、次の世代にも残る施設を――時代の要請に応えるモノづくりが私たちの使命です。

自分のアイディアをカタチにする

現在は、新築よりも改修の設計が主流です。点検結果や調査結果を受けてネクスコ東日本が計画した設計案件について、事業計画や設計要領を基に構想して設計図に落とし込みます。仕事を進めていくには、発注者の意図や狙いをしっかりと受け止めた上で、設計者として確固たる自信を持って提案し、理解してもらうことが必要です。設計提案は机上で行うものだから、各種データを準備して具体的な数字を示して勝負します。自分のアイディアをカタチにできた時の達成感はかなりのものです。

先般設計したスマートICは近年では珍しいゼロからの設計でした。改修設計の難しさを実感していたので、意気揚々と設計に着手しましたが、新しいモノをつくるとなると、周囲の「いいものにしたい」という思い、制約がないことで膨らむ発想が交錯し、一つにまとめるのに苦労しました。また、高速道路と施設の施工が同時進行だったため、道路の設計に変更が生じると施設の設計も合わせなければならず、その調整にも手間がかかりました。モノづくりは奥が深いと改めて感じた事例になりました。

モノを造りだすおもしろさが醍醐味

どんな工事も始まりは設計です。だから、設計ではモノを造りだすおもしろさを実感できます。私は発注者との当初の打ち合わせの段階で「こうしよう」と構想を決めていることが多いです。そこから守るべき基準や法令、現場の状況、予算、工期など様々な要件をクリアし、いろいろな部署の意見を集めながらその構想を形にしていきます。多くの人たちに理解し協力してもらって設計したものが実際に出来上がっていくことが大きなやりがい。設計者の醍醐味です。

腰を据えて地域に関わる仕事をしよう

私事ですが、2021年11月に1カ月半の育休を取りました。当社は働き方改革が進んでいるので、特別休暇や有給休暇を組み合わせても長期休暇は取れるのですが、育児休暇の取得を上司や同僚、後輩に相談したところ快く同意してもらい、育児休暇制度を活用させていただきました。男性だからといって育児休暇が取得しにくいといったことはなく、とても風通しのよい職場だと感じています。だからこそ、長く腰を据えて働ける環境は整っていると思います。新潟の社会インフラ構築に長期的な視点から関わっていきたい、地域に深く関わる仕事をしたいと思う人には最適な職場です。

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