社会インフラの老朽化に
技術で対応

土木職

金子 泰士

長岡点検事務所 調査課

2023年入社
環境社会基盤工学専攻 修了

金子 泰士

キャリアステップ

2023年~
長岡点検事務所 調査課

入社の理由

大学では土木・建設分野を専攻し、構造物の老朽化が社会的に深刻な課題となっていることを学びました。その中で、インフラの維持管理の重要性を強く感じ、社会に貢献できる仕事がしたいという思いから、当社を志望しました。

会社説明会に参加した際、若手社員の方々が仕事のやりがいや日々の業務について楽しそうに話している姿が印象的でした。さらに、資格取得を積極的に支援する制度が整っていることを知り、「この会社でなら、やりがいを感じながら高度な技術を持った技術者として成長できる」と感じたことも、入社を決めた大きな理由の一つです。

入社1年目の仕事内容

劣化の進んだ橋梁の調査設計業務では、現場対応や図面作成、報告書の作成などに携わりました。特に印象に残っているのは、コンクリート内部の塩分量を測定するために、試料を採取する位置を選定したことです。塩分は構造物の劣化を引き起こす要因であり、劣化状況の把握に欠かせない調査です。そのため、周辺環境や橋の構造など、様々な要素を総合的に考慮しながら、最も劣化が疑われる箇所を選定することの難しさを感じました。

先輩社員や上司の的確なサポートのおかげで、未経験の業務にも積極的に取り組むことができ、調査設計業務の流れや必要な知識・スキルの土台を築くことができました。

現在の仕事内容とやりがい

現在は、コンクリート構造物の補修設計業務を担当しています。劣化の著しい構造部を対象に調査を行い、原因を推定したうえで、適切な補修工法を提案し、補修工事に必要な図面を作成しています。また、NEXCO東日本や協力会社の方々など、多くの社外関係者と密に連携しながら、成果品の納品に向けて業務を円滑に進めることも重要な役割です。

この業務のやりがいは、様々な視点から対策工法を検討し、根拠を持って補修図面を作成できる点にあります。要領やマニュアルなどを読み込むのは大変ですが、得た知識をもとに関係者へ説明しながら業務を進めていく中で、大きな達成感を感じています。

チームワーク・雰囲気

追加の調査依頼を受けた際、冬場間近で調査期間が限られているという難しい状況がありました。その中で、上司や先輩社員の方々から、調査の段取りや今後想定される課題について的確なアドバイスをいただき、計画通りに業務を完了することができました。

現地状況の確認や調査数量の精査は課員全員で協力して行い、先輩社員も現場作業に積極的に参加してくださるなど、チーム一丸となって対応しました。自ら関係者と密に連絡を取りながら業務を円滑に進めることができた経験は、自身の成長につながったと感じています。チームで支え合える職場環境のありがたさを改めて実感した出来事でした。

働きやすさ・働く環境

資格取得のサポートが非常に充実している点に、働きやすさを感じています。受験費用や資格登録費用を会社が負担してくれる資格が多く、金銭的な負担を気にせず挑戦できる環境が整っています。会社全体として資格取得を推奨する雰囲気があり、先輩社員からおすすめの参考書や勉強方法を教えていただくなど、周囲のサポートも心強いです。そのおかげで、少しずつ資格を取得しながら専門的な知識を身につけることができています。

また、休暇も取りやすく、仕事とプライベートを両立しやすい職場環境だと感じています。制度面に加え、周囲の理解や協力もあり、安心して働けています。

今後の目標

将来は、幅広くかつ高度な技術と知識を備えた構造物のスペシャリストになることを目指しています。当社の維持管理業務は、点検・調査設計・施工管理の3つの分野に分かれていますが、今後はそれぞれを一通り経験することで、多角的な視点から技術的な提案ができる力を身につけたいと考えています。

現在は、受験可能な資格試験に積極的に挑戦し、専門性の向上に努めています。また、生産性向上を目指した業務の省力化にも関心があり、日々の業務の中で気づいたことを積極的に発信し、改善につなげていきたいと考えています。

就活生のみなさんへ
メッセージ

当社には、専門性が高く、人柄の良い社員が多く在籍していると思います。困ったことも気軽に相談できる雰囲気があり、専門知識を着実に身につけられる環境です。

就職活動では、仕事内容や働き方、職場の雰囲気など何を重視するかは人それぞれです。まずは自分が大切にしたい「軸」を見つけることが大切だと思います。会社説明会やインターンシップに参加して、社員の雰囲気を直接感じることで、企業理解はぐっと深まります。疑問に思うことや気になることは遠慮せずに質問してみてください。きっと、自分に合った会社が見つかるはずです。応援しています!

1日のスケジュール

8:00
出社・メール確認
8:15
現場へ移動
コンクリート構造物の調査のため、車で現場へ向かいます。
9:00
調査開始
ひび割れ、漏水、浮き・はく離等の変状状況を打音や目視により確認し、図面に詳細位置を記入します。
12:00
昼休憩
現場近くで昼食を食べます。
13:00
調査の続き
午前に引き続き、変状状況を確認するとともに変状の著しい箇所で塩分調査(ドリル採取)を実施します。
17:00
事務所へ戻る
変状状況のスケッチおよび写真を整理します。塩分調査で採取したコンクリート試料の分析を試験室へ依頼します。
17:30
退社
残業はあっても1時間〜1時間半程度です。

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