経験や年次に関係なく、
互いに高め合える環境
施設職
縄 真理
長岡道路事務所 施設施工管理課 課長
1995年入社
電気工学科 卒

キャリアステップ
- 1995年~
- 施設保全点検業務等(糸魚川→長岡→新潟)
- 2004年~
- (子育てのためいったん退職し、2015年に復職)
- 2015年~
- 新潟道路事務所 施設保全点検課
- 2020年~
- 新潟道路事務所 施設施工管理課
- 2022年~
- 企画統括部 企画部 調整課
- 2025年~
- 長岡道路事務所 施設施工管理課
入社の理由
中学生頃から数学・理科・技術が得意で、高専の電気科へ進みました。もともとオーディオが好きだったのでそちらの道へ進むつもりだったのですが、希望していた卒研室がなくなり、方向転換して強電の道へ進むことにしました。車に乗ることが好きだったのと、活発な性格だったこともあり、「地元にも事業所があって高速道路の現場に出て仕事ができる会社なんて楽しそう!」と思い、当社に入社しました。確か、全国のエンジ会社で初の女性技術者だと言われていた記憶があります。
入社して10年を迎えようとする頃、子育てのために退職しました。その後、パートや自営業を経験しました。自営業では一人で電気設備の点検などを行っていましたが、高所や閉所などでの作業もあり、「もし作業中に災害にあったら…」と不安を感じるようになりました。設備故障などの対応も一人で行っていました。
その際に、ネクスコ・エンジニアリング新潟にいたときは、点検や故障対応は必ず誰かと居たし、わからないことがあっても各々の得意分野を生かして知恵を出したり、アドバイスをしたりと、互いに補い合い尊重しあいながら仕事をしていたことを思い返し、改めて社員一人一人が自分の強みを生かせる会社だったなと感じました。
ちょうど再就職を検討しているときに当社から声をかけていただき、「ぜひ!」と戻ることを決意して再入社、現在に至ります。
入社1年目の仕事内容
新卒の頃はほぼ毎日現場に出ていました。規制作業で看板を設置したり、高所作業車に乗って照明を取り替えたり。部署異動で保守担当になった際は、毎日点検や故障対応に明け暮れ、そのおかげで設備に対する知識が蓄積されていきました。
また、いわゆる“若気の至り”で現場で調子に乗りすぎて叱られ、「常に危険と隣り合わせの現場」にいるということも教えられました。
とにかく、現場での経験・実践が全て学びだったのだと思います。
再入社後は現保全点検課に配属されましたが、意外にもかつて現場で学んだ設備のことなど覚えていて、「体で覚えたものは忘れないものだなぁ」と感じました。久々に自転車に乗るような感覚と言えばイメージしやすいかもしれません。
現在の仕事内容とやりがい
現在は、電気・機械・通信などの施設設備に関する更新工事や改造工事の施工管理を担当しています。
管理職という立場のため、主として工事を担当することはありませんが、課員の業務補助をしたり、仕事のことも私生活のことも含めて相談に乗ったりと、日々一緒に考えながら動いています。
施工管理の仕事は、発注準備に始まり、工程管理・安全管理・品質管理のための書類チェック、工場検査・材料検査・施工立会、設計変更の指示やそのための根拠作成など、挙げたらキリがないほど仕事は多岐にわたります。
知らないことが次から次へと出てくるため、その都度調べたり人に聞いたりして、自分の知識として積み重ねていけることが楽しく、やりがいに感じています。
また、自分が手掛けた工事で”かたち”が残るというのも、とても嬉しいことです。
チームワーク・雰囲気
毎日夕方に、その日の現場の進捗状況や今それぞれが抱えている業務の内容などを共有しています。
例えば、
「明日は事務所に残ってこの仕事を進めたいから、代わりに現場に行ってもらえないか」
「この業務の〇〇を〇日までに仕上げる必要があるので、手分けして進めてほしい」
といったやり取りを通じて、お互いに助け合いながら業務を進めています。
施工管理の仕事は、どうしても個別に動くことが多くなりがちですが、困ったときは周りに相談や協力依頼ができる環境となるように、また不測の事態が起きた際に他の人がバックアップできるよう、日頃から雑談も交えてコミュニケーションをとるようにしています。
働きやすさ・働く環境
退職前の長男が小学校低学年、長女が保育園の未満児だった当時は、今のような子育て制度が整っておらず、時短勤務や看護休暇もありませんでした。そのため、子供たちの体調不良で呼び出されては休暇を使い、普段は学校から帰ってくる長男を迎えることもできず、保育園や学童のお迎えもいつも最後になってしまっていました。私も辛く、子どもたちには寂しい思いをさせてしまったと思います。
そうしたことが重なり、「子どもたちのために」と退職を決意しましたが、今では時短勤務に加えてシフト勤務も可能になり、家庭の都合に合わせて働き方を変えられるようになりました。本当にうらやましく思います。また、育児休暇などの制度も整ってきており、育児に積極的に参加する男性が増えてきたのは、本当に素晴らしいことだと感じています。
ちなみに子育てはほぼ終えた私ですが、昨年度は本社勤務で電車通勤だったため、勤務時間をシフトさせていただき、混雑時の通勤を避けられた上に時間を有効に利用することができ、とても助かりました。
今後の目標
「もう若くなく、管理職にもなったので、自分のことよりも若い人たちのキャリアアップのお手伝いができればと思っています」とかっこいいことを言いたいところですが、私もまだまだ未熟者だと感じています。むしろ私のほうが若い人たちに助けてもらっているかもしれません。
これからも日々学び続けて、一つひとつ知識・経験を積み、人として、技術者として進化していきたいと思っています。
1日のスケジュール
- 8:30
- 出勤
総合管理システムやメールの確認、当日のタスクを確認します。 - 9:10
- 施設朝会
その日の予定・連絡事項等をNEXCO東日本・他課・他グループ会社と共有します。 - 9:30
- 業務開始
工事書類の確認や工事発注準備、調査や依頼への回答など行います。 - 12:00
- 昼休憩
- 13:00
- 現場へ移動
工事の施工立会のために現場へ向かいます。 - 13:30
- 工事施工立会
施工状況の確認や現地試験の立会等を行います。 - 16:00
- 帰所
- 16:30
- 夕礼
課内でその日の業務報告や工事施工・発注・設計変更のスケジュールを共有し、業務量の平準化を図ります。 - 17:30
- 業務終了後、退社
残業は1時間~1時間半程度です(工事の発注・進捗状況により変わります)。
終業後に福利厚生制度を利用して、スポーツクラブへ行く日もあります。
