新潟の道を守る、
技術とチームの力
土木職
岩持 成郁
土木事業部 土木技術部 構造技術課
2018年入社
環境社会基盤工学専攻 修了

キャリアステップ
- 2018年~
- 土木技術部 技術調査課
- 2019年~
- 土木保全部 保全調査課
- 2021年~
- NEXCO東日本 新潟支社 道路事業部 構造技術課(出向)
- 2023年~
- 土木技術部 構造技術課
入社の理由
大学時代に新潟県に来てからは、サークル活動で東京へ行ったり、実家のある茨城県に帰省したりする際に、高速道路を頻繁に利用していました。平日に高速道路を走っていると、本線上でさまざまな車両や資機材を使って工事や点検が行われており、その姿を見て高速道路のメンテナンス、とくに「点検」の仕事に興味を持ちました。
また、大学院では人工衛星データを用いた水田のモニタリングについて研究しており、もともと「定点的に観測・点検すること」に関心がありました。就職活動では、新潟に対する愛着から地域密着型の企業を志望しており、その中で新潟に根ざした当社を知り、入社を志望しました。
入社1年目の仕事内容
劣化した橋梁を調査し、補修の提案を行う業務に携わりました。
入社1年目のはじめは、先輩に同行して現地調査や打合せの進め方を学びました。現地調査では協力業者と調整しながら現場作業を行うので、現地に到着したらまず現場の状況を正確に把握することが大切だと学びました。また、打合せでは補修の方針を決めるため、プランを数通り提案し比較検討することが、より良い補修につながると学びました。
1年目の終わりには、学んだことを活かし、作業責任者として現地調査を指揮すると共に、打合せ等も主体的に取り組みました。
現在の仕事内容とやりがい
現在は鋼橋(鉄を材料とする橋)や伸縮装置、支承等の劣化調査や補修設計を担当しています。冬になると、高速道路上に凍結防止剤を散布します。塩化ナトリウム等の塩化物を使用しており、路面の凍結を防止する効果がありますが、金属の腐食を促進させる作用もあります。
新潟県は豪雪地帯のため凍結防止剤の散布量が多く、鋼橋の劣化は比較的進行しやすい環境です。このような厳しい環境下において、劣化した鋼橋等を1箇所ずつ現地調査し、劣化状況を取りまとめたうえで補修の提案を行うことにより、新潟県の高速道路の安全性に貢献できることに達成感を感じています。
チームワーク・雰囲気
現地調査は課員数名で現場に赴き、協力業者と合流したうえで実施します。報告書の作成や補修方針の検討は課員全員で協力して進めます。困ったときや行き詰ったときは、課員に相談することで新たなアイデアが生まれることもあります。
また、他部署に意見を伺ったり、協力業者に類似事例がないか確認したりすることで、より多くの選択肢を得ることができ、より良い補修提案につながります。
働きやすさ・働く環境
第一子が産まれた際に「配偶者分娩休暇」や「育児休業」を取得することができ、良い環境で育児のスタートを切ることができました。また、子どもの看病の際には「看護等休暇」も使用できるため、安心して業務に取り組めています。
今後の目標
現在は劣化した橋梁の調査や補修提案を行っていますが、今後は入社のきっかけにもなった橋梁の点検業務を担当し、より現場の近くで業務に取り組みたいと考えています。また、自分たちが提案した補修方針が、実際に工事業者による補修工事にてどのように活かされているのか知るため、施工管理の立場から業務を担当してみたいと思っています。
そのために現在は、点検・診断に関する資格や施工管理に関する資格の取得を目標に勉強に取り組んでいます。
1日のスケジュール
- 8:50
- 出社
アルコールチェック、メールチェックを行う。 - 9:20
- 始業
打合せのため向かう準備。 - 9:20
- 出発
社有車に乗って湯沢まで高速道路で移動。 - 11:00
- 打合せ
湯沢管理事務所に到着。現地調査を行うために必要な本線規制について他業者と調整を行います。 - 12:00
- 打合せ終了
そのまま長岡に向けて出発。 - 13:00
- 昼休憩
長岡に到着し、市内で遅めの昼食。 - 14:00
- 打合せ
長岡点検事務所で、本線規制を行うにあたり社内部署間での工程調整を行います。 - 15:00
- 打合せ終了
本社に向けて出発。 - 16:00
- 本社到着
メールチェックや明日の現場の準備。 - 18:30
- 退社
1時間程度残業してから帰宅。帰ったら家族と夜ごはん。
