最前線で健闘する女性技術者と、現場を支える縁の下の力持ち【新潟道路事務所 保全課】

メンバー

  • 冨樫 幸恵さん(32歳)
    新潟道路事務所 保全課

  • 小林 輝一さん(37歳)
    新潟道路事務所 保全課 主任

社員の所属・記事内容は、記事公開日当時のものです。

今回は、新潟道路事務所の保全課のおふたり。裏方として事務所での仕事が多い小林さんと、日々現場に出ている冨樫さん。普段一緒に仕事をすることは少ないそうですが、これまでのお互いの印象や働きぶりを伺ってみました。

自己紹介をお願いします。

小林:小林輝一です。中途採用で平成21年に入社し、今年で10年目になります。 2年前の12月よりこちらに配属になりました。

冨樫:冨樫幸恵です。私も中途採用で平成25年に入社しました。入社後すぐに湯沢道路事務所に配属になり、極寒・豪雪・関越トンネルに鍛えられた5年間を経て(笑)、昨年7月、こちらに異動になりました。

現在のお仕事内容を教えてください。

小林:冨樫さんは毎日現場に出て、特殊検査の最前線でバリバリで働いていますが、私はどちらかというと裏方として、事務所での資料・報告書作成に勤しんでいます。具体的には高速道路の施設設備の法定検査等の立会業務や外注・資材発注業務、出来高管理、他に毎月保全課の業務状況をまとめた「業務状況報告書」の作成や、次年度の「補修計画資料」などの作成をしています。またこれとは別に、サービスエリア・パーキングエリアの電気設備保守業務の保守責任者をしています。

冨樫:私は、毎日現場に出て点検の日々です。湯沢に比べれば、こちらの管内にはトンネルが少ないので、基本的には各インターに設置されている電気室内の受配電設備の点検を行っています。時々高所作業車に乗って、電灯や非常用設備の点検も行います。

おふたりの普段の印象は?

小林:冨樫さんは普段は笑顔が素敵な癒し系キャラで、課内の雰囲気を明るくしてくれています。…が、一歩現場に出ると顔つきが変わり、とても頼りがいのある技術者になります。以前もうひとり別の女性技術者と冨樫さんと私の3人で、新潟みなとトンネルの警報試験を行ったのですが、その時も私の動きが少しでも遅いと大きな声でせかされ、女性2人に尻を叩かれつつ作業に当たった思い出があります(笑)。

冨樫:小林さんはいつもいろんな人からいろんなことを聞かれているのですが、そのたびに嫌な顔ひとつせずにすぐに答え、図面などの資料もすぐに出てくるのがすごいなぁ…と思って見ています。また周りのことをとてもよく見てらっしゃる方で、小林さんのように気遣いのできる男性はなかなかいないと思います。今(取材時)も私の分までコーヒーをいれてくださいましたし…。

小林:コーヒーは元自営業者の癖ですね。全部自分たちでしなければいけなかったので、来客時にコーヒーをいれるのも当たり前です。

冨樫:あ!もっとすごいことがありました!小林さん、少年サッカーのコーチやってるんですよ!サッカー経験ないのに!(笑)

小林:サッカーゲームで得た知識と、それっぽい雰囲気でイケます。まだバレていないので大丈夫です(笑)。

冨樫流 仕事の流儀

「女だから」と気を遣われたくない

重いものを運んだりしている時に「手伝おうか?」と気を遣ってくださるのは嬉しいのですが、仕事中は基本的に「女だから」と気を遣われたくない気持ちがあるので、自分自身は「男女関係なく、なんでもやろう!」という気持ちでいます。高いフェンスだって飛び越えますよ!(笑)

ひとりではできないことをみんなでやる喜び

「この仕事のやりがいは?」と聞かれると、正直答えに困ってしまうのですが、やっぱり電気設備をいじるのが好きということと、ひとりではできない大きな仕事をみんなでやることが好きなんです。以前、関越トンネルの水噴霧測定試験の作業指揮を任された時も、多くの人と協力し合い、予期せぬトラブルも乗り越えたあの達成感は、なんとも言えない喜びです。

これからこうなりたい!

まだまだ少ない女性技術者の1人ですが、今後入ってくる女性技術者の皆さんから「カッコイイ!」と憧れてもらえるような人になれるよう、これからも現場の最前線で活躍していきたいと思っています。

小林流 仕事の流儀

モットーはチャレンジ精神と行動力

今も昔も分からないことや難しいことも最初から諦めるのではなく、とりあえずやってみることにしています。仮に目の前の壁が高かったとしても、乗り越えられない壁はないと思っています。チャレンジして行動に移すことで身につくことは多いですし、その壁を登った時に見えるものを見たいという気持ちがあります。

父の姿から得た私の指導方針

前職は父が経営する会社で、父と一緒に電気工事の仕事を7年ほどしていました。昔ながらの職人である父の指導は、「見て覚えろ」が基本。しかし今の時代にこれは通用しないと思っているので、私は基本的に相手が理解するまで何度も指導します。そして「気付き」を促したい時には、「見て覚えろ」という姿勢で臨む。これが「自ら気付き、行動できる技術者」を育てるための、私の指導方針です。

これからこうなりたい!

課内や事務所全体を見渡して目を配り、後輩指導などを通じて組織全体でのスキルアップに貢献できるようになりたいです。指導の際は、自ら考え行動できる「自立心」を育てたいと考えています。

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